巨人の星・飛雄馬と父一徹

巨人の星とは、1966年から1971年まで週刊少年マガジンに連載されていたスポ根野球漫画。

1966年と言えば東京オリンピックが終わってから2年。五輪景気や高度経済成長の時代に梶原一騎原作、川崎のぼる画で連載され当初から多くの人に人気があった。主人公は星飛雄馬だがその父である星一徹の自分が果たせなかった野球に対する強い思いを主人公の星飛雄馬に託して物語りが成り立っている点も見逃せない。

巨人の星のあらすじ

巨人の星の主人公、星飛雄馬は父である星一徹により幼年時から野球の英才教育を受けます。英才教育と言うより、読む人によっては(特に現代の人は)非常識的なものにも思う人もいるでしょう。父一徹との父子特訓から、星飛雄馬は花形満や左門豊作など多くのライバル達と出逢っていき、甲子園での激闘や巨人に入団してから大リーグボールを開発して更なる激闘、左腕が崩壊し父子の闘いの終わりまでが描かれています。巨人の星はDVDなどのアニメもありますがコミックを一巻から読むのをお勧めします。原作者、梶原一騎の多くの作品に見られる展開(貧乏→努力→ヒーロー栄光→崩壊)ですが分かっていても引き込まれます。巨人の星には実在の人物も登場し現実と空想の世界が入り混じって自分が主人公になったような気になります。

巨人の星の登場人物

巨人の星の主な登場人物。主人公:星飛雄馬、主人公の父:星一徹、主人公の姉:星明子、主人公の友人:伴宙太、ライバル:花形満、左門豊作 、アームストロング・オズマ、日高美奈:飛雄馬の恋の相手、京子「竜巻グループ」の女番長、後に左門豊作の妻(巨人の星に登場する実在の人物)川上哲治、長嶋、王貞治、金田、水原茂、西本監督、スペンサー、阪急の上田監督、張本勲、近鉄の鈴木投手、太田幸司、野村克也、アルトマンなど(巨人の星に登場する球団)サンケイアトムズ→東京ヤクルトスワローズ、大洋ホエールズ→横浜ベイスターズ、阪急ブレーブスと近鉄バファローズ→オリックス・バファローズ、東映フライヤーズ→北海道日本ハムファイターズ、南海ホークス→福岡ソフトバンクホークス、ロッテオリオンズ→千葉ロッテマリーンズ、西鉄ライオンズ→西武ライオンズ